大学の思い出

休学を2年していたけれど、結局大学は中退になってしまった。

 

ここ1年ぐらい早く鬱とか生活習慣とか治して大学に行けれるようにしなくちゃと焦りつつも生活してきたけれども、それが逆効果だったんだろうか。

 

退学届を大学に送ってしまったから基本的にもう取り消しはできないんだろうけども、やっぱりできるものなら卒業したかったなあと思う。でも無理なものは無理。

高校生の時に鬱病になって通信制に転入して、1年半くらい落ち着いた精神でいて、大学に入学して一人暮らしになって家族からのしがらみから多少なりとも解放されたりなんかしたせいか元気に過ごせれたけども、二回生後半の時から気分が落ち込んで睡眠障害になって大学通えなくなった時は、結局自分は他人より劣った存在なんだろうかなんて思ってしまって悲しくて仕方が無かった。これも鬱の症状だろうし、人間誰でも他人より劣ってる部分はあるんだろうけども。

二回生の後半から気分の落ち込みが凄くなったのは今思っても謎である。やっぱりADHDからくるミスの積み重ねが原因なのか、自分のできること以上のことをやろうとしてガソリン切れになったのか。いや、でもそうしないといつまでも置いてきぼりになるし、入りたかった会社にも入れないし…。

 

とはいえ、休学とか睡眠時間長すぎてまともに大学に行けてなかった時期を省くと2年の大学生活だったけど、得るものは多かったし楽しかったので悪く無かった、むしろ良い期間だったと思う。

 

絵を描く人たちに囲まれて好きなこと語れる友人ができて、制作のために相談できる人と話せて、こういう環境にまた出会えるのかなあと思う。イラストの制作会社とかに行けば似たようなことはできるんだろうけども、それってやっぱり仕事上、商業的な話が大半になるだろうし、完全な個人制作の話になると、こういう機会はもうあんまりないんだろうかと思ってしまう。なんかこういう他の人と絵を見せ合って意見交換できたり、技術の教えあいっこできる場所があるなら是非とも教えてほしいです。pixivとかTINAMIとかに似たような場所あるけど、もうちょっと普段から話し合えるような感じがあれば…。匿名というのもなんだか…。なんというわがまま。

話はちょっとずれたけど、特に思うのは大学の教授の製作者としてちゃんと向き合ってくれてる感が凄くってそこは感動した覚えがある。製作者というか、1生徒として見ていたんだろうけど。漫画制作の時なんかまさにそれで、ラフを描いて教授に見せる時があったんだけども、自分が自分の作品に対して否定的になっていても、それを否定せずに「じゃあ、どこがダメだと思うのか、どうすれば良くなるか考えよう」みたいなことを言ってくれたのは、すごい向き合ってくれてる感があって感動した。なんかそういう時って「いや、こういう部分は凄くいいと思うよ。」とか「そんなことないよ」とか言われるもんだと思っていたので、否定を否定しない重要性を覚えれた。

一人暮らしの大抵のことを自分で決めれることの快適さも凄く良かった。夕方になったら風呂に入れ夕飯食べろと急かされることもなく、食事のメニューも自分で決めれて、人が近くにいるとできないことも出来て、また一人暮らししたいなあと思う。実家離れて暮らすことは目標の一つになってます。

 

 

とりあえず1回生のときに粘着してきて、試験中回答見せろ見せろと言ってきたIは絶対に許さない。大学生になってノート取らずに他人が用意した回答で試験乗り切ろうとするやつがいるとかほんと信じられなかった。ある意味、いい勉強になったんだろうか。