スーパーのバイトをして思ったこと

 この間までスーパーのバイトをしていたのだけれども、いろいろな理由で辞めた。夜遅くまで働くので生活習慣が崩れたり、行くたびに謎の下痢に襲われたり。

 バイトをして行く中で色々と思うことがあったので今回はそれらを書いていこうと思う。

 

 まず、一部の客の相手をするのが面倒だった。クレーマーと言うべきなのかはわからないが相手するのが面倒な人たちが思った以上にいた。割引をしないと怒鳴る人、敬語を使わない上から目線の人、 商品を棚に戻す時に全く関係ない場所に戻す人。お客さん全員がいい人ばかりではないとはわかってバイトを始めたけれども、まさかここまで酷い人たちがいるとは思ってもいなかった。特に割引をしないと怒鳴る人というのは特に思うところがあって、初めて割引をした時に出くわしたものだから、メンタルが弱い自分は後日割引に行く時にまた会うのではないかと恐れるようになってしまった。何度商品が割引にならない理由を言っても引き下がらない人もいて、最終的には上司に対応してもらうことになったりもした。正直元の値段と比べると100円か200円かの違いしか無いのにそこまで粘る必要も、怒る必要もあるのだろうかと思ってしまう。そりゃあ少しでも安いほうが嬉しいには嬉しいんだろうけども、怒る理由になるのがよくわからなかった。

 

 あと、老人になるほど敬語を使わなかったりわがままを言ってくる人が多く、若い人ほど敬語で話しかけてきてトラブルにならないイメージがあった。勿論全員が全員がそういうわけではなくって、老人の方でも丁寧に話してくださる人はいたし、若者でも大きい話し声で話しながら店を歩くような人たちがもいた。けれど、話しかけてくる人たちをイメージするとだいたいそうなってしまった。特に最初に書いたような面倒だなと感じる人たちはだいたい老人かおっさんだった。なんとなくネット上で老害がどうこう言われてる理由がわかってしまった気がする。

 敬語だとか挨拶だとかそういうものは誰しもが使うもの、使えるものだと当たり前のように思っていたけれど、言えない人たちが一定数はいるというのはすごく面倒だったし、これからもそういう世界で生きて行くのは嫌だなと思った。

 

ただ、いいこともあった。お客様の笑顔がやりがいですというのはたまに見聞きしていたが、正直本当にそう思っているんだろうかと疑っていた。けれども、その気持ちがなんとなくわかった。このことは自分でも意外だったけど、子供が、割引にした焼き鳥をもってすごく嬉しそうにしていたときはなぜかこちらも嬉しくなったしやってて良かったと自然と思えた。それと面倒な客のこともあってか「ありがとうございます」「すみません」と対等に話してくれる人と当たった時はすごい助かるというか、気持ちが良かった。

 

 

 バイト自体は自分がどういうものが苦手で、どういうことができるのか知れてやって良かったなと思うものの、またスーパーのバイトをしたいかというとそうでもない。やっぱりクレーマーの人たちの対応をするのは精神的にクるものがあるからだ。

 次バイトをするならば接客のないものにできればと思う。