マナ加速型ブライゼシュート

 SST(スーパーシールドトリガー)が出てからブライゼナーガのデッキがだいぶ強化され、大会での入賞報告を何度も見かけるレベルになっている。昔のカードが新しいカードの登場によって化けるというのは好きだし、嬉しくはあるのだけどもよく見かけるブライゼシュートは組もうとするとそれなりのお金がかかる。主にヴィルヘルム。モアイランドやワルドブラッキオ、サイゾウミスト、修羅ベートーベンなどなど、それなりのするものは多い。

 なのでそれをどうにかした比較的安価なブライゼシュートがつくれないかということで考えてみた。

 

デッキレシピ

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 ×3 黒神龍ブライゼナーガ

 ×1 魔龍バベルギヌス

 ×3 革命類ネロティウス

 ×3 オーロラ・ピカンチ

 ×3 コクーン・マニューバ

 ×4 ぱくちーたー

 ×1 ダンディ・ナスオ

 ×4 ライフプラン・チャージャー

 ×2 母なる星域

 ×1 光姫聖霊ガブリエラ

 ×1 聖霊王アルファディオス

 ×1 奇跡の革命ミラダンテf

 ×1 緊急再誕

 ×2 燃える革命ドギラゴン

 ×1 超竜バジュラ

 ×1 無双竜騎ボルバルザーク・エクス

 ×3 龍仙ロマネスク

 ×3 天罪堕将アルカクラウン

 ×1 偽りの王モーツァルト

 ×1 無敵剣カツキングMAX

 ×1 「 理想」の極みシャングリラ・エデン

 

 

 

解説

 基本的に画像左2列のカードがあれば後は自由だと思う。

 

  ⒈ブライゼナーガを出す

  ⒉SSTなどを駆使してマナをとにかく増やす

  ⒊踏み倒しカードを使って進化クリーチャーを出す

 

というのが基本的な流れ。決まれば一気に15マナ近くまで溜まるため重量級カードは出せれる。マナが増えるので防鎧、ミセクルなどの条件は満たさず、ピカンチやマニューバの効果で除去もできるのでオニカマスやクイーンアルカディアスなどを除けば踏み倒しは問題なくできるのが強み。

 

黒神龍ブライゼナーガ】

 デッキの核

 

【魔龍バベルギヌス】

 出た時効果を使い直すのに主に使う。

 

【革命類ネロティウス】

 キーパーツ。革命2(自分のシールドが2枚以下だと発動する)で進化ではない3コス以下を全部出して残りはタップインでマナに置く。タップインとはいえマナがかなり増え、星域のタネになり、進化元にもなる。このデッキだとぱくちーたーしか出せるクリーチャーはいないが、それでも十分。

 

【オーロラ・ピカンチ

 SSTでマナが5枚増える。防御にも使える

 

コクーン・マニューバ】

 SSTで15000以下の自然クリーチャーを出せれる。防御にも使える。

 

【ぱくちーたー】

 SSTで手札から自然クリーチャーを1体出せられる。マナ回収もでき、回収後に踏み倒しもできるのでこのデッキでは優秀。

 

【ダンディ・ナスオ】

 主にマナの調整。

 

【ライフプラン・チャージャー】

 ブライゼナーガを手札に持ってきつつマナが増える。めくる枚数が多いのが優秀。

 

【母なる星域】

 進化クリーチャーを踏み倒す。

 

【光姫聖霊ガブリエラ】

 シールドがないとタダで召喚できる。ブライゼナーガでシールドが無くなるのでそれをカバーする。G0で出てくるので星域のタネにもなる。

 

聖霊王アルファディオス】

 クラウンやガブリエラから進化する。

 

【奇跡の革命ミラダンテf】

 ブライゼナーガやネロティウスなど、キーパーツがドラゴンでシールドを減らす戦略なので非常に噛み合う。相手クリーチャー全てをフリーズでき、革命0で召喚を封じれるので拘束力が強い。

 

【緊急再誕】

 踏み倒し呪文。手札から自分のマナの枚数以下のクリーチャーを出せられる。マナから場に出せないことへのケア。

 

【燃える革命ドギラゴン】

 革命2で次の自分のターンまで負けず、革命0で無限攻撃ができるようになる。主人公カードなのでヒーロー性もあり勝負を決めにいける。

 

【超竜バジュラ】

 ドラゴンからならなんでも進化できるので採用。2マナ除去は相変わらず強い。

 

【無双竜騎ボルバルザーク・エクス】

 マナの数がすごいことになるのでそれを再利用できるようになるカード。各種踏み倒しで出せられる進化元なので非常に優秀。

 

龍仙ロマネスク

 マナが4枚増える。マナ基盤にもなるし、星域のタネになり自身も進化元になる優秀カード。ここからクラウンに繋げることも。

 

【天罪堕将アルカクラウン】

 主にマナ基盤にして踏み倒しカードで出して効果で他カードを踏み倒す。

 

【偽りの王モーツァルト

 ドラゴン以外の除去をして相手ドラゴンは攻撃ができない強力カード。

 

【無敵剣カツキングMAX】

 マナから1体召喚できるようになる。

 

【「 理想」の極みシャングリラ・エデン】

 種族や文明を選ばない進化クリーチャー。星域で特定の進化元がいない!ということを防げる。除去も防御もこなせる。

 

  

弱点

 とにかく序盤が弱い。ナスオを除くと最速が4マナのライフプランからのスタートになるので、トリガーが多いとはいえ何もできずにやられてしまう。

 シールドに仕込むカードが無いので「ブライゼナーガ召喚!何もなし!!!!」というのがよくある。ガブリエラがくれば保険はできるが除去されない保証はないし、耐えられたとして次のターンで何もできず負ける可能性もある。

 また、呪文がキーカードになる戦略なので呪文を封じられると厳しい。ぱくちーたーでの対処もできるが出るかどうかは現状運任せで、マナを増やした状態にならないと何もできないので、それへの対処カードも欲しいところ。

 また闇文明のカードが少ないので6マナあるがブライゼナーガが出せないということがしばしば起こる。

 

  

候補カード

【アクアスーパー・エメラル】【エメラル】

 序盤にシールドの操作ができる。また3コスト以下なのでネロティウスから出すことができる。なので8マナあればネロティウスから進化元が出て星域でミラダンテfを出す状況を作れる可能性が高まる。

 

【プロテクション・サークル】

 序盤に手札からシールドを埋めることができる。相手よりシールドが多いと1枚ドローもできる。

 

【龍装者フィフス】

 SST持ちドラゴンギルド。出て時に3コスト以下の呪文を唱えられるので星域や緊急再誕で進化クリーチャーを出せられる。自身がそれら呪文のタネになるので優秀。またSSTで自身のクリーチャーは場を離れない効果とブロッカーを取得するので攻めとして優秀。

 

【音感の精霊龍エメラルーダ】

 シールド操作ができるドラゴン。エメラル系統よりも柔軟性があり、ブロッカーも持っている、エンジェルコマンドドラゴンなので進化先にも困らないなど優秀カード。

 

【フェニックス・ライフ】

 4→6と繋げつつSTを埋められるかもしれないカード。

 

【怒流牙サイゾウミスト】

 ニンジャストライク7で山札回復しつつシールドを1枚増やせられる。そこからSSTで踏み倒しできることもあるし、シールド0で防御できるので優秀。またシャングリラエデンはタップされていると相手は攻撃(とブロック)ができなくなるのだが、進化元にサイゾウミストを仕込んでいる状態で除去されるとエターナルΩで手札に戻ってくるので、攻撃はできるようになるけどまたトリガー出るかも?という選択を相手に迫ることができる。

 

【ハイエスタス・デパーチャ】

 序盤にマナ加速ができるSSTSSTで5000以下をすべてマナ送りできるので数で攻めてくるデッキや、天敵のオニカマスには非常に優秀。

 

【悪魔神バロム・クエイク】

 出た時にデーモンコマンド以外を全て破壊し、相手の踏み倒しクリーチャーは場に出る代わりにマナに行ってしまう優秀なフィニッシャー。キルザライブ型でドルバロムDが活躍していたこともあるのでチャンスはあるかもしれない。

 重要なのはマナ進化という点で、星域で場に必要な進化元がいないということが無くても出すことができる。またぱくちーたーは進化クリーチャーでも出すことができるので聖域以外でも踏み倒しの選択肢がある。

 アルカクラウンがデーモンコマンド持ちなので進化元になる。

 闇を持ちながら自然文明も持っているので、マナ基盤になりつつ踏み倒し候補にもなってくれるのでその点でも優秀である。

 

【怒流牙 佐助の超人】【斬隠蒼頭龍バイケン】

 おなじみのコンビ。

 佐助の超人の効果で4→6と繋がり、マナにSSTなどで出したいカードをセットできる。バイケンもあれば防御もできるようになり、ミラダンテfの進化元にもなる。

 

【邪帝類五龍目ドミティウス】

 アルカクラウンと同じ能力だが、種族がジュラシックコマンドドラゴンのみ、文明は自然単色になったもの。自然闇だけでの構築、タップインを減らしたい、ドラゴンを増やしたいとなったときに採用できる。

 

【超天星バルガライゾウ】

 マナ進化GVのドラゴン。攻撃時にメテオバーンで山札の上3枚からドラゴンを好きな数出せる。

 クエイクと被るが、場に進化元を要求しないというのが優秀。また自然文明単色なのでブライゼナーガの闇とSST関係の自然の2色でデッキ構築する際に候補になりうる。が、そこまでして踏み倒したい非進化ドラゴンとなると、ヴィルヘルムやシュラベートーベンとなり、それ直接踏み倒すことに特化した方が強くね?となる。

 

【ノヴァルティ・アメイズ】

 相手を全タップできるため防御として非常に優秀。1ドローもついており、SSTで8コスト以下の非進化の光クリーチャーを出すこともできるので、煌メク聖壁 灰瞳でシールド全回復しつつ他のSSTも使用というプレイングもできるかもしれない。

 

 

 ちなみに他の戦略としてザルバループも考えられる。

 大量のマナを使うことができるので

 

   ザルバ召喚

   エクス召喚

   ファタルスパイラスを2体から進化。自身をバウンス

   最初に戻る

 

ということができる。問題はスロットがあるのかということと、複数枚のカードが揃って仕事をするので難易度が高い、エクスが1枚制限なのでそれに拍車がかかる、文明の割り当て調整などがある。ドラゴンが比較的多いのでシンカゲリュウ柳生ドラゴンで代用できるかもしれない。

 

 

 

 

 優勝デッキとして見かけるようなブライゼシュートはSSTが発動すればそれだけで強力なカードを出せるのだが、このデッキだとSSTからマナ加速してそこから踏み倒しカードを用いて出すという手間がかかるので割と面倒だし、博打性は強いように思う。

 マナが一気に大量に増えるのでなにかしら面白いことはできるかもしれないし、拡張性もそれなりにあるだろうから何かしらいいカードがあればなーと思う。