欠片を摘む

自身と対話するブログ

悩むという行為は解へのプロセスであるかもしれないという話

 記事の題名を読むと「そうとしか言えなくないか?」と思ったかもしれないが、実は悩む=解と考えている人がいるのではないかと思ったので書いておく。

 

 何故こんなことを書き出したかというと、日記を読み返した時に当時の自分は悩むこと自体に価値があると考えていたのではと考えたためだ。

 まず、自分の過去の日記から一部要約して載せる。

 

 前部長に睡眠障害による昼夜逆転生活のため大学には来れないかもしれないということを伝えたところ、そんなに心配することは無いと言われた。悩み事というものには意味はなく、部長の過去の経験からすると悪いことがあっても、それは未来への糧になるらしい。

 あくまで、睡眠障害があるから活動に参加出来なくなる可能性が高いという事を伝えたかっただけであって相談では無かった。こういった事を受けた場合、相手の手助けになればと思う事はあるだろう。だから彼なりのアドバイスをくださったのだろう。しかし部長の経験と、睡眠障害ではベクトルというか対処すべきものが違うような気がするし、悩んでも意味が無いと来た。

    ※部長の経験というのは彼のプライバシーのために記載しないでおく。

 

 過去の経験すべてが今に繋がっているかというとそうでもないのではと自分は当時から考えているが、悩み事に意味は無いということについては当時から引っかかるものがあった。漫画「あまんちゅ!」には「迷うこと自体…チャンスなんですもん!今をもっとたのしくする*1」というセリフがあり、印象に残るセリフだったので、そちらに納得することにしていたのだが、今見てみると部長としては「悩んでるだけなら意味はない。行動することで解決するんだ」ということを言いたかったのかもしれない。

 数学というのは凄く苦手でそれほどわかっていない自分だが、計算式が似ているように思う。

 

  1+1=2

 

 日本人の誰もが一生に一度は解くであろうこの計算式で例えると、=の左側の「1+1」。この計算が悩みの部分で、=の右側が答えのように自分は思う。

 1+1、この計算式が何故あるのかというとその解が欲しいから存在しているのだと自分は思う。この計算式を日本語に訳すと、1と1を足すといくつになるでしょうかとなり、疑問符がつくことになる。悩む・考えるという行為も同じで何故こうなるのだろう、どうすれば良くなるのだろうかと疑問符がつき、同じように答えが欲しいからする行為である。

 答えが必要だから考えるのであって、考えること「そのもの」が必要かと言われるとそうでもない。考えてみると当時の自分は悩み考えるということが多いように思う。どうしたらいいのだろうということに囚われすぎるがあまり自分の中の世界で完結させていて動けていなかったのである。(後述するが別の理由もある)

 この問題を解決するにはどうすればいいのだろうと考え、出た答えをもとに行動することによって問題は解決する…場合がある。

 場合があるというのは、考えて出た答えで解決するかどうかはやってみないとわからないということだ。自分が考えに囚われすぎた原因としていろいろ試しても効果が無かったというのが挙げられる。

 学習性無力感というのはご存知だろうか。電気を体内に流す実験が有名だが、長期的にストレスがかかる環境にいると最初は逃げ出そうとしたり抵抗したりするものの、最終的にはそれすらしなくなってしまう。ストレス源をどうにかしようとする努力に意味がないとわかると必要が無いことをすることになるので、無駄なことをするくらいならしないほうがマシだという思考になるのだが、自分を例で例えると「寝る前に電子画面を見ない」「カフェインの摂取は控える」など様々なことをしても良くて改善は一時的、大抵は意味を成さなかった。「いくらやっても意味が無い!けれどこのままではまずい。けどやれることはやってきたはずだし…」となり悩むことだけしか考えれなかったのだろう。

 

 話はずれてしまったが、重要なのは解である。これを解決するにはどうすればいいか、そのためには何をすればいいかを考え、それが分かれば後は行動するだけである。上手くいけばよし、上手くいかなければ何故ダメだったのか、他の方法はないのかを模索する必要がある。

 長くなったが部長はこういったことを言いたかったのではと今は思う。考えすぎな気はするし、自分なりの解釈が入りすぎな気もするが。

 

 

 

 

あまんちゅ! 4 (BLADE COMICS)

あまんちゅ! 4 (BLADE COMICS)

 

 注釈1のセリフの引用元の漫画。作者天野こずえ氏の漫画は日常の空気感や見開きでの表現など魅せられることが多い。

*1: あまんちゅ!4巻97,98,99頁より引用